ども、久々の日記です。
今更ですが、Appleが本格的に音楽定額サービスに参入してきました。
「今後、音楽は所有する時代ではなく、アクセスする時代になっていく」
私が最近、連発している言葉です。笑
実は5年前のブログにも、こういう状況が来るだろうみたいなことは書いているんですよ。(手前味噌)
http://gata.blog.so-net.ne.jp/2010-09-14
大昔の学生時代、私の卒論のテーマは「音楽配信の今後と課題」でした。当時はインターネットが普及し始めた年で、音楽配信?何を言っちゃってるの?という感じでした。笑
でも、今は普通にみんな、音楽をダウンロードしています。
スマホだって、最初出てきた時、私は「小さいパソコンはノートパソコンで十分だよ」って思っていました。笑
でも、今はみんなスマホ使ってます。
音楽定額ストリーミングサービスですが、普及するためにはまだまだ障害があります。(特に日本?)
・スマホのデータ容量制限のせいで、音楽をバンバン聴けない(WiFiならいける?)
・契約上、最新曲をすぐにお届けできない(アーティストはまだ買ってもらうことを優先)
・すべてのレコード会社、アーティストと契約を結ぶのが難しい。(多くの楽曲を網羅することが難しい)
すぐに挙げられるものとして、こういう問題があります。 Appleなどのサービス会社は、なかなか、この辺をクリアするのは難しいのではないでしょうか?
でもですね、、 上で言ったような傾向を考えれば、、たぶん、いずれ、みんな音楽定額ストリーミングサービスを利用しているのだと思います。(サービス会社がどのように問題を打開していくかはわかりませんが)
だとすれば、音楽家の端くれの私はその辺を想定して動いていかなくてはなりません。
夢を追う若い音楽家たちには手厳しい言葉かもしれませんが、 「メジャーデビュー?そんな言葉、もう笑っちゃうね」という感じです。私からすれば。 いずれ、レコード会社は定額のサービス会社の傘下に下るでしょう。実は、既にレコード会社自体、運営がやばいところも結構あります。 そんなやばい組織と契約することの方がリスクだと私は思います。(まあ、契約内容にもよるけど)
ほとんどの若手、中堅バンド、アーティストは給料制でレコード会社に飼われている状態というのが事実です。(CDが売れない時代、印税なんてあてにならないからね)
10年、20年前のアーティストが今でも活躍しているかを見れば、10年、20年後、生きているアーティストは数%と見るのが妥当でしょう。 純粋な音楽パッケージを売る時代は本当に終わりだと思います。(AKBみたいな抱き合わせはまだあり得るかもだけど)
じゃあ、今後、音楽でどうやって生計をたてればいいの?と考えると、簡単には言えないですし、具体的にも言えません。 抽象的なら、なんとなく言えます。
それは、自分一人で完結できるビジネス体系を作ること。それは、つまり、何かのプロッフェショナルになれってことです。何かに依存するような形では、もう生き残れません。
あとは、今後、音楽で長生きしたいなら、オンデマンドを意識しないとダメでしょう。つまり、必要とされて作る音楽です。 おれの気持ちを聴いてくれーっていう主体的な音楽とは全く別です。もう、そういう音楽が売れるのは、一握りのブランドを既に確立した人たちです。いわば、「アーティスト音楽」
自分が〜で作る音楽ではなく、他人がこういうの作ってくださいという形で作る音楽。オンデマンド音楽、言い換えれば、「ビジネス音楽」
今後は、「アーティスト音楽」と「ビジネス音楽」を切り離して考えて行った方がいいと私は考えます。
純粋に音楽を追求するけど稼げない「アーティスト音楽」
稼ぐためにオンデマンドに徹する「ビジネス音楽」
という感じです。 間違っても、アーティスト音楽で稼ごう。アーティスト音楽=ビジネス音楽という思考で行くと、痛い目にあうと思います。
脱サラして10年。必死に音楽業界の中を走ってきましたが、私自身、ビジネス音楽に比重を傾けつつあります。(だってCD売れないし、印税もあてにならない。不安定)
子どもの頃から、音楽人生の人からすれば、10年戦士の私はひよっこだと思いますが、私は私なりに10年蓄積したものがあります。それがひとつの、上で言った「自分で完結できる技、ビジネス体系」です。言ってしまえば、トラックメイクですね。 それを武器に、今はビジネス音楽をどのように展開していくか考えているところです。 もちろん、アーティストへの楽曲提供、つまりは「アーティスト音楽」は今後も地道に狙っていきます。
まあ、バランスですね。
テイラースウィフトはAppleに抗議して、アーティストへの印税支払い3ヶ月無料というものを撤回させました。(少々、出来レース感も否めないですが)
テイラーという大物音楽家は「仕組み」というものを変える力があります。しかし、私たちは、いくら正論を言っても、仕組みを変える力はありません。 だから、仕組みの上で生きるしかないのです。正直、その仕組みをすべて理解もしていませんし。
だから、その仕組みに完全に依存してはいけないと思うのです。あてにしちゃいけない。だからこそ、自分自身で何ができるかをよくよく考えなければなりません。 また、10年後、20年後、今は予想もできないようなサービスが始まるかもしれません。音楽の形も全然変わっているかもしれません。
ひとつ、言えることは、仕組みや時代が変わっても、生きていける、自分自身の力、個の力こそがいつの時代にも必要ということ。
脱サラして10年、長いようであっという間。。 さあ、これからの10年、どうなるやら。。
がんばるで!!
小形誠