お世話になっております。
作曲家の小形誠です。
今月の音楽トピックです。
Apple Musicの「透明性タグ」は”始まり”に過ぎない?
不正広がるAI音楽配信の現実と求められる次の一手
Apple Musicは3月から、
AI生成されたコンテンツであることを
明示する「透明性タグ」を導入しました。
私は前々から、AIコンテンツ全盛時代に向けてキーポイントになるのは
AIラベリングであるとずっと言ってきました。
つまり、「このコンテンツはAIが作ったものだよ」と消費者に対して
わかるようにすることです。(AIという商品表示)
今回、Apple Musicが一歩踏み込んだ形です。
実は、X(旧Twitter)も3月からAIラベルを表示する機能を導入しています。
ただ、どちらも自己申告制です。
申告しない人、申告しなければ区別できない、
などなど問題はあるかもしれません。
また別に問題なのは、AIコンテンツの基準です。
どこからどこまでをAIに作らせたらAIコンテンツと認定されるのか。
今後、人間とAIの協業コンテンツが主流になると思われるので、
その基準が難しいと思われます。
SUNO、V5.5を公開。自身の声で楽曲生成する機能を追加
先日、音楽生成で有名なSUNOがバージョンアップし、
自分の声を読み込ませて、自分の歌声で音楽を生成できるようになりました。
これもひとつの人間とAIの融合であり、協業であるように感じます。
私も実際、自分の声を読み込ませて、音楽生成してみました。
たしかに、自分っぽい歌声で生成してくれましたが、
音質はいまいちというのが私の第一印象です。
ただ、これは、あくまで音楽家目線(耳線?)での話であり、
一般リスナーからすれば、聴けるレベルなのかもしれませんね。
ちなみに、AI生成された歌のレベル自体は、確実に自分よりうまいです。笑
音程やリズムなど、ある意味では完璧です。
でも、私が思うのは、
AIによって完璧のようなコンテンツがたくさん作られる時代の中、
プログラミングなどは確かに完璧であることは重要ですが、
はたして、音楽などの芸術系も完璧の量産でいいのだろうかということ。
大量生産された陶磁器よりも、手作りの左右非対称な陶磁器の方が、
逆に価値を帯びることがあるように、
音楽も人間らしい不完全さにこそ、
価値が出てくるのではないかと考えています。
たとえば、完全無欠、完璧な人間、ヒーローはあまり好かれなさそうですもんね。
(ストーリー性も生まれなさそう)
こんなことを言っている私自身も、小形誠とAIの癒合、協業をトライし続けています。
ただ、上記のような思いから、
私はあえて自分で歌う弾き語りシリーズを数ヶ月前から始めてみました。
そして、先週は自分の書き下ろし曲の弾き語りもしてみました。
よかったら、不完全な人間、小形誠の音楽、歌も聴いてみてください。
素敵な歌詞を歌う、小形誠「理由」【書き下ろし曲】#10
音楽家、小形誠は、
今後も完璧も不完全も、両方、追究していきますぞ!^^
それでは、
引き続き、ご依頼、ご相談、お待ちしております。
よろしくお願いいたします。
小形誠
小形誠