SNSで間違いを指摘されたユーザーは、さらに誤った情報を投稿することが判明。「つながり」と「子ども化」問題
【これはやっかい。SNSで間違いを指摘されたユーザーは、さらに多くの誤った情報を投稿することが判明】
https://karapaia.com/archives/52302418.html
・事実ではないニュース記事をツイートした2000人のユーザーに対し、正しい情報のリンク付きで間違いを指摘してみたところ
・その指摘から24時間以内に新しく別のソースがリツートされることがわかった
・しかし、そのソースは正確さが1%低下し、リツイートの分析から、政党的な偏りが1%増加し、さらに言葉の荒さが3%増加していることが明らかになった
・自分の間違いをフォロワーに公然と知られてしまい、「恥」という意識から、このような現象が起きたのではないか
・なお、ユーザーに屈辱を感じさせることなく内容を正すには、特定の投稿を否定するのではなく、一般論として正確であることの大切さを伝える方法が有効であるとのこと
以上、記事引用、参考
SNSユーザーの「つながり」と「子ども化」が心配
SNS上で間違いを指摘すると、指摘された人は間違いを認めるどころか、少し感情的になって、自分の考えや主張の正しさを示すようなソースをさらに掲示してくる(再掲示したものも、やはり間違っている)
たしかに、こういう傾向はあるかもしれませんね。^^;
自分の考えや主張が間違っていたとしても、ネットを探せば、いくらでも、自分を支持してくれるような情報源を見つけ出すことができます。
インターネット、SNSというものが誕生してから、「つながる」という言葉がよく使われるようになりました。
実際、いろんな人や情報と簡単につながることができるようになりました。
それはいいことでもありますが、もちろん、悪い面もあります。たとえば、いい面は、同じ趣味や考えの人や情報とつながる。悪い面は、自殺願望者や犯罪者など、その類の情報とつながることでしょうか。
「つながる」「つながり」
このように、この言葉って、一見、良さげな印象を受けますが、それだけじゃないんですよね。
今回の調査も、同様で、間違った情報とも簡単につながっちゃうわけです。そして、間違った考えを支持する(強固にする)情報とも簡単につながることができます。
良くも悪くも、似た者同士がどんどんつながりやすくなった世界です。結果として、強固なグループや組織が生まれ、分断が生まれたりします。
本来、物事って白黒はっきりすることって少ないはずなのに、極端な白派、黒派に分かれたりします。最近、特に。
物事は白黒だけじゃない、グレーもあるし、グラデーションだったりもする。
いい大人はその辺わかっていると思います。
そうそう、いい大人は公衆の面前で子どもを叱ったりしません。公衆の面前で叱られた子どもは、そりゃあ、プライドが傷ついて感情的になったりもするでしょう。
上の調査はそんなことも想起させました。
注意されても、誤りを認めず感情的になるのは子どもです。
もしかしたら、今のSNS上は、そのような子どもが多いのかもしれませんね。
私もなるべく、いい大人側でいられるように努めたいと思います。
ではでは
ネット情報は能動的主観的情報、テレビは受動的ランダム的情報。どちらも良い面、悪い面があります。ネットだけだと偏るので、ランダムという点でテレビを観る意味も、少しは見出していた私ですが、近頃のテレビは情報に偏りがあって、自分の中でその意味が少なくなりつつあります。つながる時代の現代、「どこ」「だれ」「なに」とつながっていくかは本当に大事であると感じています。