音楽療養?周波数(脳波)機器が23年春についに販売?音楽家が思うこと。

【音の刺激で高齢者らの脳を活性化…家庭向け製品、23年春販売へ 塩野義など】
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20220929-OYO1T50016/

 

・塩野義製薬が、筑波大学発の新興企業ピクシーダストテクノロジーズ(東京)と組み、音による刺激で人間の脳を活性化させる技術の実用化に取り組んでいる

特殊な音を高齢者らに聞かせることで、低下した認知機能の改善につながる可能性があるという。今後、実証を積み重ね、2023年春に家庭向けの製品販売を目指す

認知症患者の脳については、脳波の一種で「ガンマ波」と呼ばれる特定のリズム活動が弱まっているとの研究がある。この点に着目した両社は、21年末から共同研究を進め、脳を活性化し、ガンマ波を強める可能性がある40ヘルツの音を開発

・音はほとんど聞き取れないため、テレビやオーディオ機器に接続することで脳を活性化させる音を加え、日常生活を送りながら認知機能の改善につながる製品などを想定

 

 

以上、記事引用参考

 

 



 

音楽療養(周波数機器)への期待、そして注視

 

音楽療養、音楽医療、脳波、周波数医療は、私もずっと前から注目しています。いずれ実用化されると思っていましたが、ついに塩野義という大手が、そして、しかも、医療専門器具ではなく、一般に販売されるというところに驚きました。

 

ちなみに、数年前、脳波について書いたブログがこちら。

 

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【脳波の周波数に音楽を見る】
https://amimako.com/science-brain-wave-frequency-music/

 

デルタ波(1〜3Hz)‥睡眠状態
シータ波(4〜7Hz)‥ウトウト状態、注意散漫状態
ローアルファ波(8〜10Hz)‥リラックス状態
アルファ波(8〜12Hz)‥おおよそリラックス状態
ハイアルファ波(10〜12Hz)‥リラックスにやや集中が伴った状態
SMR波(感覚運動リズム)(12〜15Hz)‥ゾーン状態
ローベータ波(15〜18Hz)‥集中状態
ベータ波(13〜36Hz)‥おおよそ集中状態
ハイベータ波(23〜36Hz)‥緊張状態

 

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「脳を活性化し、ガンマ波を強める可能性がある40Hzの音を開発」

 

研究チームはこう言ってます。

緊張状態のハイベータ波が23〜36Hzなので、40Hzだと、さらに緊張状態を作り出すのではないかと推測できます。

 

はたして、その緊張状態が本当に認知症患者に効くのかどうか、見ものです。

 

研究チームはさらに、「音はほとんど聞き取れないため、」とも言っていますが、音楽家の私から言わせると、40Hzは普通に聴こえる音(周波数)ですよ。

 

参考までにどうぞ。↓

 

上述の機器は「聞こえなくする」特殊な仕組みがあるのでしょうか?その辺も注目ポイントです。

 

最後に、今回のような周波数医療について、私が思っていることを書きます。

 

私たちは普段、口から食べ物(栄養)を摂取しています。そして、時には薬を口から服用します。

 

音楽療養、周波数医療も、今後、同じようなことになっていくのではないかと私は考えています。

普段の生活では、耳から音楽などを摂取。そして、時には耳から薬のように周波数を摂取。みたいなことです。

 

健康へのアプローチが口からなのか、耳からなのか、の違いなだけで、大枠の考え方は変わらないということです。

 

健康のためには、バランスの取れた食事(栄養)が大事です。そして、体調を崩した時には、あるモノから抽出した成分である薬を必要とします。

でも、時には、その薬が副作用を起こしたり、合わないこともあります。

 

今回のような周波数医療も、ある意味では、あらゆる音の中から、抽出した成分の音です。薬のようなものです。

 

なので、いい影響を与えることはもちろん、副作用のような危険性もはらんでいると思っています。

 

私はこのように考えているので、

周波数医療にはすごい期待している一方で、気をつけながら進めないといけないという警戒感もああります。

 

塩野義という大手が一般販売ということなので、周波数医療は今後、どんどん世間に出回っていくことになるでしょう。

 

ただ、上記のことを前提に、注意深く見守っていきたいと、音楽療養に関心のある音楽家の私は強く思うのでした。

 

ではでは

【2024.03.15 追記】

【40Hzの光と音がアルツハイマー病に効く仕組みを解明。未来の医療を想像。】
https://amimako.com/health-40hz-alzheimer-dementia-sound-light-study/

 

 

健康のために、口からのバランスのいい食事が大事なように、耳にはバランスのいい音、つまりは、自分が心地の良い音楽や自然の音を聴くということがシンプルに大事だと思います。

 

 

 

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