米サイエンス誌発表。2023年、科学10大ニュースの全容。

【米サイエンス誌、科学10大ニュースに「アルツハイマー病治療の進展」⋯エーザイなどの新約開発】
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20231214-OYT1T50219/

 

【Science’s 2023 Breakthrough of the Year】
https://www.science.org/content/article/breakthrough-of-the-year-2023

 

1、肥満も治療可能に。(GLP-1受容体作動薬)

ブロックバスター減量薬で、健康上の問題なく痩せられる。肥満によって起こる慢性疾患、糖尿病患者にも効果を期待。11月に米国で承認。

2、地球の炭素ポンプが減速している。

海流によって、大気中の熱、酸素、二酸化炭素が取り込まれている。人類の排出する1/3の二酸化炭素を吸収するのに役立っている。しかし、近頃、南極海底の海水温が上昇し、海水量(海流)が減少していることがわかった

3、天然水素探しが過熱

2012年、西アフリカのマリで水素が発掘。この発見に触発された炭鉱者たちは、南極大陸を覗くすべての大陸で、水素が大量に埋蔵されている痕跡を発見。地球に水素が存在することは、従来の地質学の常識を覆すもの。水素はクリーンエネルギーであり、コストやエネルギー効率もいい。石油のように莫大な富を生み出すかもしれない。採掘ラッシュは必至

4、AI気象予報士の登場

40年分の気象データと気象モデルでトレーニングされたAIは、ハリケーンの進路さえも不気味なほど正確に予測する。欧州の予報機関、ECMWFのAI予報は、世界トップレベルで、他の機関も追いつこうと躍起になっている。AI気象予報の結果は、どのようなパターンを学習しているのかは誰にもわからない。

5、マラリアに対する新たな希望

モスキリックスと呼ばれる世界初のマラリア・ワクチン によって、幼児の死亡率を大幅に低下させた。そして、最新のマラリア・ワクチン 「R21/MatrixM」はさらに安価で大量生産できるので、何万人もの子どもたちの死を防ぐ可能性がある

6、アルツハイマー病対策においてようやく前進

新しい抗体療法は、アルツハイマー病患者の脳の神経変性を遅らせる可能性がある。1月、米国規制当局は、認知機能の低下を明らかに遅らせる初めての薬を承認。治療による、副作用のリスクもあるが、科学者たちは、この新しい抗体療法により、さらなるデータを蓄積し、さらに効果のある新しい治療法を見つけたいと考えている

7、南北アメリカ大陸に人類はいつごろ到達したかの議論に進展

人類がアメリカ大陸に到達したのは約16000年前と考えられていたが、最新の研究で、約26000年前にまで遡る可能性が出てきた。(23000年前の人間の足跡を発見)これが正しければ、氷床が形成される前に人類はアメリカ大陸に渡っていたことになる

8、巨大ブラックホール合体の喧騒を観測

太陽の数百倍から数億倍もある超巨大ブラックホールは宇宙全体に存在している。その超巨大ブラックホールはペアになって、互いに狭い軌道を回っている。そして合体し、強力な重力波を放射する。6月、世界中の5つのチームがそれぞれ異なるパルス(重力波)を観測。

9、若手科学者の台頭

何十年もの間、大学院生やポスドクは低賃金や劣悪な労働環境に不満を抱いてきた。近年、色々な国で、若手科学者によるストライキや抗議行動が発生。しかし、予算が逼迫している現状を打開するのは難しい。研究助成機関が助成金を増額して、若手研究者の給与を増額するかどうかはまだわからない。一方、人件費の上昇に対応するため、教員を支援する動きを見せている大学もある。

10、エクサスケール・コンピューティングの夜明け

エクサスケールコンピューティングは、1秒間に100京回以上の浮動小数点演算を行って大規模なワークロードに対応できるレベルのスーパーコンピューティングを意味します。(スパコンは遂にエクサスケールの時代へ)
エクサスケールの探求はまだ始まったばかりである。アルゴンヌ国立研究所のエクサスケール・マシンは現在、ユーザーに公開する前の最終デバッグ中である。来年には、カリフォルニアとドイツで新たなエクサスケール・スーパーコンピューターが稼働し、フランスと日本でも稼働する予定

 

 

 

 

以上、記事引用参考

 

 



 

 

最新、アップデートは楽しいし、学びになるし、ワクワクする

 

読売新聞の記事を最初に読み、「それで、その他の10大ニュースはなんだろう」と思い、調べても、10個の内容すべてを書いている、日本語のニュースや記事はどこにも見当たりませんでした。。

 

日本のエーザイが開発した薬が取り上げられたことは、日本人として嬉しいのはわかりますが、その部分だけでなく、それ以外の全容を、日本のメディアは、なぜ伝えないのか疑問に思ってしまう私です。

 

仕方ないので、自分で米国の本場サイトを翻訳して、上記になんとかまとめてみました。多少意訳もしているので、間違っていたらごめんなさい。

 

ということで、翻訳してまとめるだけで、結構消耗してしまったので、今日はここまで。^^;

 

とりあえず、言えることは、

 

最新のこと、情報のアップデートは、やはり楽しくて、学びになるし、ワクワクしますね

 

あなたも、同じ気分になってくれましたでしょうか?^^

 

その一助になれたら、幸いです。

もしそうなら、がんばって翻訳してまとめたかいがあります。

 

ではでは

 

水素採掘競争、スパコンを超えるエクサスケール、AI気象予報士などなど、興味深いことがたくさんあり、思ったこと、言いたいこともたくさんありますが、今日はやめておきます。

 

 

 

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