温度、湿度、風上、風下などなど、音の伝わり方は一定ではない
【音は風で「曲がる」?風に向かって叫ぶときの物理学】
https://nazology.net/archives/58289
・音は物体の振動で生じる圧力波
・多くは、空気という物体の振動によって音は伝わる(真空では伝わらない)
・媒体となる空気の流れ、つまり風によって、音の進み方にも変化が生じる
・風上から風下に向かって、音を出すと、追い風にフォローされ、音のスピードは速くなる(向かい風だと音は遅くなる)
・温かい空気だと音は速く移動し、冷たい空気だと遅くなるように、音は温度や湿度によっても屈折が起こる
以上、記事引用参考
音の伝わり方は一定ではない
「日本よりロサンゼルスでレコーディングした方が音がいい」というミュージシャンは多々おりますが、これはただの格好つけではなく、温度や湿度(特に湿度)によって、レコーディングした音質が変わるからです。
このように、音の伝わり方は一定ではないとはわかっていたものの、追い風だと音のスピードが上がり、向かい風だと音のスピードが下がる、ということは意識したことがありませんでした。^^(音楽家は音質は気にするけど、音のスピードのことはそんなに意識しないからねえ。^^;)
確かに、主に空気を媒体として、その振動で音は伝わるわけですから、空気の温度や湿度、流れ(風向き)によって、音の伝わり方が変わるというのは当たり前といえば当たり前なのかもしれません。
・追い風だと音が速くなり、向かい風だと音が遅くなる
・温かい空気だと音は速くなり、冷たい空気だと音が遅くなる
このように、媒体となる空気のコンディションで音の伝わり方が変わるわけですが、
実は、どういう音なのかで、音の伝わり方も変わるのですよ。わかりやすいのは、雷。落雷をイメージしてください。「ピカ!バリバリバリ!ズウーン、、」という感じでしょうか。
・高音は直線的に速く進み、低音は定位感(方向性)なく遅く進む
雷のバリバリバリが高音、ズウーンが低音です。だいたい、この順番で聞こえてきますよね。^^(雷との距離があればあるほど、この差が大きくなる)
うーん、音っておもしろいなあ。
さらにさらに、音の発生源の動きによっても、音の伝わり方は変わります。わかりやすいのは、救急車。自分の近くを走り抜ける救急車をイメージしてください。
通過する時、サイレンの音が変化して聞こえたことがあると思います。
・音の発生源が近いづいてくると音は高くなっていく、音の発生源が遠のいていくと音は低くなっていく
これをドップラー効果と言います。
すっごい簡単に説明すると、音は空気の波、振動です。救急車が近づいてくるとその波が圧縮され、波が細かくなるので音が高くなり、救急車が遠のくと、その波が引き伸ばされ、波が広くなって音が低くなる、という感じです。(この説明でわかるかな?)
音の伝わり方は一定ではない
まだまだ、これら以外のケースもたくさんあると思いますが、この辺にしておきます。
最後にもうひと「うんちく」
音は空気中では秒速約340mですが、水中では秒速約1500mと4、5倍速くなります。さらに、鉄の中(固体)では秒速約6000mとさらに4倍速くなります。(すげー!)
改めて、音、音楽っておもしろいですね。
ではでは
某アナウンサーが「注目を集めたい時は高めの声で」「注目を集めた後は低めの声で」と言っていたのもおもしろいなと思いました。音の伝わり方は一定ではないわけですが、声(音)の高低によっても人への伝わり方も変わるだなと勉強になりました。(声の伝わり方も一定ではない)