ノイズキャンセル機能は脳に悪影響?
【「ノイズキャンセル機能は脳に悪影響」って本当ですか?】
https://www.gizmodo.jp/2024/04/the-quiet-danger-of-noise-canceling-headphones.html
・アクティブノイズキャンセリング機能(ANC)のついているイヤフォンやヘッドフォンを装着していると、頭痛がする、気持ちが悪くなる、耳が痛い、という人がたまにいる
・それは、ANCオンという特殊な感覚状態に脳が慣れることで、一般的な普通の状況で脳が音を聞こうとする力が弱まるためかもしれない
・このタイプの聴覚問題は、脳の暗号化のルールが変わってしまうようなもの。聞き方を戻しても、脳の状態は以前のようには戻りません。不可逆的な現象
・ANCの仕組みは、周辺音(ノイズ)とまったく逆の音波をイヤフォン/ ヘッドフォンが出し、周辺音とイヤフォンの発する音波が相殺することで人工的な静寂を作りだす。もし、ANC使用時に違和感があれば、それは人工的静寂を生み出す技術が、脳が周辺を認知しようとする能力の邪魔をし、不快感を呼んでいる可能性がある
・理想は、必要なときだけノイキャンヘッドフォンを使うこと。テクノロジーの力を借りて、常に最大限の静けさを求めてしまうのは危険なのかもしれない
以上、記事引用参考
ノイズも何事も極端はよくない
ノイズキャンセル機能のついているイヤフォンやヘッドフォンを使っている人も多いと思います。
ノイズキャンセルによって、不調を感じる人がいることを、私は初めて知りました。
使用されている方は大丈夫でしょうか?
上の記事を読んで、思い出したのが、、昔、耳鳴りについて特集していたテレビ番組の内容。
歳をとるとモスキート音などの高音(高い周波数)が聴こえなくなることはご存知の方も多いと思います。
そうすると、脳は聞こえづらくなった高い音を聴こえるようにしようと、高い音の集音機能のレベルを上げます。脳の中の高い音限定のボリュームのつまみを上げるイメージでしょうか。
そして、脳の高音ボリュームが上がった状態になってしまい、常に「キーン」というモスキート音のような耳鳴りが脳の中で発生してしまうという仕組みです。
つまり、
ノイズキャンセル機能のイヤフォンやヘッドフォンでも同様なことが起きているということでしょうか。
普段聴こえているはずのノイズが聴こえないので、脳は一生懸命に、ノイズを集音するようなボリューム設定になってしまい、結果として、普段の生活での脳の設定に狂いが生じ、不調をきたすという感じです。
これがノイズキャンセルの不調の原因のひとつです。
そして、もうひとつ原因。
上に書いてあるように、ノイズキャンセルは、ノイズと同じような音をぶつけて相殺させて、ノイズを打ち消しています。同じ音の出たスピーカーを向き合わせるイメージだとわかりやすいでしょうか。
その相殺させるため、打ち消すためのノイズに、脳が反応してしまい、不調をきたしているのではないかというのが、ノイズキャンセル不調を起こしている考えられる、もうひとつの原因です。
なるほどねえ。
ノイズキャンセルはとても便利なものですが、ほどほどの使用がいいのかもしれませんね。
そして、思ったこと。
テクノロジーの発展によって、私たちは極端に振り切ることができるようになりました。
それは、もちろん、いい面も悪い面もあると思います。
逆にいえば、発展していなかった昔は、極端に振り切ることもできなかったとも言えます。
それも同様にいい悪いあります。
振り切れなかった昔は、比較的バランスがとりやすく、バランスを崩すことも少なかったかもしれませんが、
極端に振り切れる時代になったからこそ、自分でバランスをとっていかないといけないのかもしれません。
ノイズキャンセルによる不調の話から、私はそんなことを大袈裟に考えるのでした。
ではでは
ある研究では、ホワイトノイズやピンクノイズには、安眠や集中、リラックスの効果があるという報告もあります。やはり、何事も極端はよくないですね。