【音楽トピック】
MUSIC AWARDS JAPANと”基準”について

 
 
「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」授賞式 現地レポート
YMOマッシュアップと受賞作品に見る国内音楽の蓄積と進化
 
MUSIC AWARDS JAPAN(以下MAJ)、ご覧になったでしょうか?
平日開催にも関わらず、かなり反響があったように感じます。
 
私、個人的には、官民一体となって音楽業界全体が、
やっと世界に向けて動き出したか、という印象です。
(意外に堅苦しく古い体制なので)
 
MAJは日本版グラミー賞とも呼ばれています。
数年前に、グラミー関係者に聞いて驚いたのですが、
グラミー賞は、ロビー活動(プレゼン)で受賞内容が結構、左右されるそうです。
もちろん、応募作品の中から選ばれるので、
自分で応募して、ちゃんとロビー活動しないとグラミー賞をとることはできません。
ちなみに、日本人がたまに受賞しますが、
その日本人アーティストはちゃんと自分の作品を応募して、
グラミー会員に対しプレゼンをしっかりとしたのかもしれませんね。(推測)
 
余談ですが、先日、こんな記事がありました。
 
アカデミー賞、全員に投票前の全候補作品観賞を義務付け
 
「全部見てなかったんかーい!」というツッコミをいれたくなりますが、
こんな状況だったわけですから、
アカデミー賞でも、ロビー活動がものを言っている
可能性が高かったことは容易に想像がつきます。
 
話が少しそれましたが、
 
日本版グラミー賞とも呼ばれる、
MAJという新しい音楽賞も、エントリー条件や選考基準は気になるところですね。
 
「MUSIC AWARDS JAPAN」表彰部門、投票方法、投票メンバーの選定方法を発表
 
ざっと見た感じでは、透明性も公平性はそれなりに確保されていそうです。
世界中でヒットした日本の楽曲を讃える賞、「Top Global Hit from Japan」は、
Spotifyの海外一般リスナーの一次投票によってノミネートが決定、
というところは少し気になりますが)
 
Mrs.GREEN APPLEがチャートからごっそり消える?
リカレントルール導入で変わるヒットチャート
 
基準つながりの話ですが、
先日、ビルボードジャパンがヒットチャートの計算方法(基準)
を変えると発表したことも話題になりました。
 
昔はレコードやCDの売上枚数が基準のチャートでした。
今は再生数などを複合的に計算したものですが、
ヒットチャートの基準もどんどん変わっていきますね。
 
このように、
音楽賞の基準も、ヒットチャートの基準も、
変化し続けていくのでしょう。
(AI生成音楽の今後の立ち位置も大事なポイント)
 
ここまで長く書いておいてなんですが、
そもそもの話、音楽の良し悪し?素晴らしさの基準なんて、
人それぞれなので有って無いようなものです。
 
私的ベスト10、あなた的ベスト10があるように、
CD売り上げ的ベスト10、再生数的ベスト10、
日本レコード大賞的ベスト10もあれば、MAJ的ベスト10もあるわけです。
 
いろいろな基準がありますし、その基準も変化していきます。
(新たな基準も生まれます)
 
みなさんは、音楽賞やヒットチャート(他者の基準)は
どこまで気になりますでしょうか。
どういう基準で音楽を聴いているでしょうか。
 
音楽家の私としては、誰か(あなた)の基準(ベスト10)、
何かの基準(ベスト10)、そして、自分ベスト10に入るような曲を
少しでも作り出せたらいいなと思っています。
(少し達観した感じ)
 
それでは、引き続き、
音、音楽のご依頼、お待ちしております。
引き続きよろしくお願いいたします。
 

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