【音楽トピック】
音楽生成AI界隈の勢力図に変化?

いつもお世話になっております。
作曲家の小形誠です。

現在、Sunoなどの音楽生成AI業者は、全米レコード協会などから訴訟を起こされています。

Sunoは、著作権で保護された録音物を無断で訓練や学習に使用していることを裁判で認めました。

私は前から思っていることですが、
このように、音楽生成AIが著作権上、問題があるのは言うまでもありませんが、
音楽生成AIが躍進していく流れは今後も変わらないでしょう。

音楽生成AIとそれに抵抗する勢力の争い、勢力図は徐々に変わっていくでしょう。

上記の2つの記事は、それを象徴するようなニュースだと思います。
また潮目が変わった感じがします。

SpotifyがAIが生成した「数万曲」を削除した理由
https://forbesjapan.com/articles/detail/63008

Spotifyは2年前にAI生成音楽を排除したばかりなんですけどねえ。。
(AI音楽は著作権的にダメだけど、AIオーディオブックはOKということかな?)

いずれにせよ、私が思うことは、

上記のAmazonとSpotifyも生成AIの問題点は認識しているけど、
採用した方が儲かる(儲けたい欲望)から提携したということでしょう。

こう考えると、

クリエイターである私も含め、影響を強く受ける私たちも、
「こうあるべき」という道徳観や倫理観よりも、
「こうしたい」という欲望を強く意識した方がいいのかもしれません。

それは、私たち自身が欲望を優先しろ、という意味でなく、
人間や世間は欲望で動いていくから、そこにアンテナをはっていこうという意味です。

私もAIを活用しつつ、アンテナをはりつつ、うまく立ち回っていきたいと思います。

長々と私見を失礼しました。

それでは、
音、音楽のご依頼お待ちしております。
引き続きよろしくお願いいたします。

P.S.
「Alexa!雨の日にぴったりの曲を作って」という日常は、少し怖い感じのする私です。
だって、そういう感性さえもすべてAIにまかせていいのだろうかと思いますから。
(「雨の日にぴったりの曲を流して」なら、まだOK)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です