先日、ついに、音楽制作にAIを導入しました。とはいっても、まだ全然活用できてないんだけど。。
購入したのはozone8という、AIを活用したマスタリングツール。
ミキシングやマスタリングという細かい作業をこいつが自動的にいろいろやってくれちゃうわけです。
さっそく、この前、納品したばかりの音楽をAIでマスタリングし直してみたところ、、やはり、小形がマスタリングした音と少し違う。。これを「小形の未熟さ」ととらえるか、「小形の独自性」ととらえるかは難しいところ。
まあ、そもそも、音楽に上下や良い悪いなんてないわけなんだけどね。
ちなみに、小形マスタリングとAIマスタリングで何が違ったかというと、まずは音圧が小形マスタリングの方が全然上。音圧時代を生きてきたせいかもしれない。^^;まあ、その分、ダイナミクスは損なわれているのは確かなんだけど。
あとは、小形マスタリングの方がハイが強めかな。パキっとした感じ。
そういう小形マスタリングに比べると、AIマスタリングは全体的にまとまっている印象だね。
じゃあ、今後、すべての音楽家がAIマスタリングみたいなAIツールを導入したら、すべての音楽がまとまった、無難な感じの音楽になっちゃうのでは?と考える人もいると思うけど、そうとも限らないのよね。
なぜなら、AIの設定をいくらでも変えられるから。
今回のAIマスタリングで言うと、こういう感じの音楽にしたいという既存の参考音源をAIに読み込ませると、その参考音源に似たようなマスタリングをしてくれるわけ。ああ、すごすぎ。。
だから、この部分だけを考えても、AI導入、即、画一的な音楽になるという話でもないんだよねえ。
音楽とAIについては、本当にいろいろと考えさせられます。
今では、AIによる自動作曲なども普通にあるし「音楽家の存在意義とは?」「アイデンティティとは?」とかとか、いろいろと考えさせられます。
いつの日か、ボタンひとつで、ハイクオリティで素敵な音楽が生み出される時代がくるのかもしれない。
そういう時代でも僕みたいな音楽家は音楽作ったり、やったりしてるのかなあ、、、。
AIの音楽ではできない音楽
人間にしかできない音楽
そういう部分や要素ってあるのだろうかと悶々と考える。
そして、今、漠然と考えられること
それは人間は音楽に感情や気持ちを込められるということなんだろうなと思います。(だって音楽聴くのは感情を持った人間でしょ?)
それによってどこまでAI音楽に対して優位性を保てるかわかりませんが、とにもかくにも、小形は今日も、心、感情、気持ちを込めて、音楽を作ろうと思うのでした。
Aiツールを活用しながら。笑
がんばりまーす。
ではでは
小形誠